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【紹介】『季刊ピープルズ・プラン』81号【特集】象徴「天皇陛下」万歳の《反安倍(リベラル)》でいいのか?

ピープルズ・プラン研究所機関誌で、天皇制に関する特集号が出ました。

反天連メンバーや常連執筆者もたくさん登場しています。

2018年9月発行

定価:本体1300円+税

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目次より:
特集 象徴「天皇陛下」万歳の《反安倍(リベラル)》でいいのか? 代替わり状況下の〈安倍政治〉と〈天皇制〉
特集にあたって | 天野恵一
http://www.peoples-plan.org/jp/modules/article/index.php?content_id=207

[座談会]「平成天皇制」の独自の政治的統合力-安倍政権との対立と共存をめぐって
太田昌国×鵜飼哲×天野恵一(司会)

象徴天皇制と戦後憲法-歴史学の視座から──伊藤晃

《片山杜秀批判》「象徴天皇制の虚妄に賭ける!?」──田中利幸
《島薗進批判》「神聖」か、「象徴」か、いかなる「国家神道」か──北野誉
《白井聡批判》「天皇による天皇批判」という妄想──松井隆志
《内田樹批判》「日本的情況」に足すくわれた“知の巨人”──中嶋啓明

憎悪の美学-天皇=平和言説の根源にあるもの ──小倉利丸
天皇制に無批判な「生前退位」大報道 ──山口正紀
皇室におけるジェンダー 「眞子さま」婚約騒動──千田有紀
戦後憲法と象徴天皇制 憲法学の立場から ──中北龍太郎
只今闘病中-読書ノート(33) 平成代替わり〈「生前退位」騒ぎ〉の中で(7)──天野恵一

北村小夜さんインタビュー──聞き手:天野恵一・鶴田雅英
かつての愛国少女から見た象徴天皇制の「生前退位」

安倍改憲をつぶす、その先に何を展望し、実現するか──武藤一羊

ほか

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http://www.peoples-plan.org/jp/modules/tinyd0/index.php?id=47

 

【月刊ニュース】反天皇制運動Alert 27号(2018年9月 通巻409号)

今月のAlert ◉ 天皇「代替わり」をめぐる活発な動き 「明治150年」反対の行動にも参加を!(北野誉)
反天ジャーナル ◉ ─宗像充、よこやまみちふみ、なかもりけいこ
状況批評 ◉ 天皇の人権(中山千夏)
書評 ◉ 『明治日本の産業革命遺産・強制労働Q&A』(梶川凉子)
書評 ◉ 『母の憶い、大待宵草─よき人々との出会い』 (蝙蝠)
太田昌国のみたび夢は夜ひらく〈100〉 ◉ 百年後のロシア革命─極秘文書の公開から見えてくるもの(太田昌国)
マスコミじかけの天皇制〈26〉◉ 「平成」最後の「全国戦没者追悼式」の〈オコトバ〉─〈壊憲天皇明仁〉その24(天野恵一)
野次馬日誌
集会の真相◉ 2018 ヤスクニキャンドル行動/日本帝国主義一五〇年を沖縄から問う(つくば)/「明治150年」天皇制と近代植民地主義を考える8・15行動/幻の問題作・映画『叛軍№4』の上映とトーク/「元号いらない」の声、新宿アルタ前に響き渡る「憲法と天皇制」練馬の会学習会
学習会報告◉ 村上重良『天皇制国家と宗教』
反天日誌
集会情報

前号の目次はこちら

*2018年9月4日発行/B5判18ページ/一部250円
模索舎(東京・新宿)でも購入できます。
http://www.mosakusha.com/voice_of_the_staff/

【パンフレット】Alert!!! 「代替わり」状況へ

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*2016年7月〜2018年4月に反天連ニュースに掲載された主張、声明、天野恵一の連載(マスコミじかけの天皇制)をまとめてパンフレットにしました。

2018年8月15日刊行/頒価300円

 

 

まえがき─このようにして象徴天皇制の強化・再編は準備された

 

反天連としては久しぶりのパンフレット発行だ。毎月のニュース発行にも喘いでいる私たちをパンフづくりに向かわせたのは、二〇一六年七月一三日、明仁の「生前退位」意向表明を伝えたNHKスクープ事件からの二年間が、あまりにもめまぐるしく過ぎ去ったからだ。事態は急ピッチで動き、新たな事態も次々と起こる。天皇課題以外の深刻な課題も多く、それはもう怒濤の日々としか言いようがない。多くの課題がバトンリレー競争のごとく次々と現れては走り去っていくように見える。実は何一つ走り去ってなどいないのだが、一つひとつの深刻な課題は、まるでゆめまぼろしであったかのように、テレビやPCの枠の中の現象として多くの人たちに消費されているようだ。

そのようななかで、私たちは天皇の意向表明以降、「生前退位」のための法制化問題、具体的な「代替わり」問題や、付随して出てくる「退位・即位・大嘗祭」、「改元」、等々の問題について、それらがいかに民主主義に反し、立憲主義を破壊し、主権在民も平等主義も政教分離原則も、投げ捨てることであるかを訴えてきた。

本パンフは、反天連がその時々において、“ニュース“Alert〟紙上で出してきた見解や主張の一年一〇ヶ月分をまとめたものだ。構成としては、二〇一六年七月号〜二〇一八年四月号掲載の、反天連声明【反天連からの呼びかけ】01〜03、主張欄としてある「今月のAlert」、天野恵一の連載「マスコミじかけの天皇制」10〜21を、時系列で並べた。それは、天皇制vs反天皇制の簡単な記録でもある。

わずか一年一〇ヶ月のことであるが、そこに横たわっているのは、戦後象徴天皇制始まって以来の、未曾有の天皇制強化・再編の歴史だ。だが、渦中を走っているときには、いろんなことが後景となって遠ざかっていくことが多い。すでに忘れさっていることもあるのではないか……。いかんせん、この怒濤の二年間に起こった時事は、数倍の年数分に相当する多さと言ってもおかしくないのだから。そして、私たちの「代替わり」に反対する運動は、まだまだ渦中にある。だから、ここで少し二〇一六年七月以降をふり返ってみた方がいいのではと、思うに至ったのだ。というわけで久しぶりのパンフ発行とあいなった。本パンフで、反天視点の約二年間をわずかでも読み解いてもらえれば嬉しい。そして、これからの反天皇制の運動をともにしていただければ、と願う。

二〇一八年八月一五日 反天皇制運動連絡会

【月刊ニュース】反天皇制運動Alert 26号(2018年8月 通巻408号)

今月のAlert ◉ 「生産性」が国家によって簒奪された状況をはねかえすために(蝙蝠)
反天ジャーナル ◉ 核女、怒鰐、必勝法は勝つまでやめない
状況批評 ◉ 朝鮮半島情勢をどのように見るか─東アジアの平和と非核化への好機(湯浅一郎)
ネットワーク ◉ 連続講座「安倍改憲と憲法9条」で共に議論を!(白川真澄)
ネットワーク ◉ 米軍・自衛隊参加の総合防災訓練に反対しよう! (藤田五郎)
太田昌国のみたび夢は夜ひらく〈99〉 ◉ オウム真理教幹部一三人の一斉処刑について(太田昌国)
マスコミじかけの天皇制〈25〉◉ 「元号」・オリンピック・オウム大量死刑執行と「平成代替わり」の政治 ─〈壊憲天皇明仁〉その23 (天野恵一)
野次馬日誌
集会の真相 ◉ 女性と天皇制研究会学習会 天皇制から続く家制度/なぜ元号はいらないのか?/2020東京オリンピックいらない!原宿アピール&渋谷デモ/死刑執行に抗議する集会/「天皇制では、国民を作るが市民は育たない!」/反「昭和」Xデー闘争の「経験」を通して、「平成」代替わりを考えるPart2
学習会報告 ◉ 千葉慶『アマテラスと天皇─〈政治シンボル〉の近代史』
反天日誌
集会情報

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*2018年8月7日発行/B5判18ページ/一部250円
模索舎(東京・新宿)でも購入できます。
http://www.mosakusha.com/voice_of_the_staff/

【月刊ニュース】反天皇制運動Alert 25号(2018年7月 通巻407号)

今月のAlert ◉ 「天皇代替わり」騒動はまっぴらだ! 7・21「なぜ元号はいらないか」集会へ!(桜井大子)
反天ジャーナル ◉ ラディカル・文平、トメ吉、橙
状況批評 ◉ 象徴天皇制こそ倫理的頽廃の根源(彦坂諦)
ネットワーク◉明治公園のオリンピックによる追い出しを許さない!〜国賠訴訟提起〜(首藤久美子)
紹介 ◉ 2020オリンピックに抵抗するためのパンフレット集 (宮田仁)
太田昌国のみたび夢は夜ひらく〈98〉 ◉「貧しい」現実を「豊かに」解き放つ想像力(太田昌国)
マスコミじかけの天皇制〈24〉 ◉ 首都圏原発「東海第2」再稼働・オリンピック・「生前退位」─〈壊憲天皇明仁〉その22(天野恵一)
野次馬日誌
集会の真相 ◉ 三〇年前の天皇代替わり時の社会をふりかえる(つくば)/天皇・皇后は、なぜ「人気」があるのか?(練馬)/3・1朝鮮独立運動100周年キャンペーン 日本と朝鮮半島の関係を問い直す/おしつけないで! リバティ・デモ
学習会報告 ◉ 鶴見良行『日本の写真 天皇論/写真論1957-72』(鶴見良行著作集第一巻『出発』〈みすず書房〉所収)
反天日誌
集会情報

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*2018年7月10日発行/B5判16ページ/一部250円
模索舎(東京・新宿)でも購入できます。
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【紹介】「女たちの21世紀」No.94 【特集】生活から問う改憲と天皇制

アジア女性資料センターさんから、反天連メンバーも執筆した天皇制特集の機関誌が発行されました。

 

注文はこちらから。

 

「女たちの21世紀」No.94 【特集】生活から問う改憲と天皇制

 

2018年6月発行no94
単価 : ¥1,296 (税込・送料別)
アジア女性資料センター発行/夜光社発売

 改憲、天皇制、というテーマは、何か「頭のいい人たち」が論じ合う「あっちの話」と受け取られがちではないだろうか。それは本当なのか。むしろそれは、私たちの体の中にしっかりと埋め込まれた、あまりにも身近で日常的なものなのではないのか。(中略)
改憲と天皇制は、差別や人権侵害で支えられた社会のありようや、私たち自身の立ち位置について、そのままでいいんだよ、それがフツーなんだから、と甘い声でささやきかける。だからこそ、私たちは、身内に巣食って離れないその病根を取り除く闘いへ向け、まず、病根を見つめ直すところから始めてみたい。(「特集にあたって」より)

・・・・・・

特集 生活から問う改憲と天皇制

【特集にあたって】 身内に埋め込まれた病根との闘い 竹信三恵子

沖縄の女性と憲法  宮城晴美

被ばくを避ける権利――原発事故による母子避難生活をつづけて  森松明希子

夕張と憲法― 時代が求めるエンパワーメント  熊谷桂子

天皇制の「伝統文化」という暴力― 女人禁制、家父長制  桜井大子

「靖国」をめぐる社会意識と「戦争できる国」   田中伸尚

【インタビュー】 京極紀子さん 教育現場における「日の丸・君が代」強制と天皇制

差別と天皇制 ― 在日朝鮮人の視座から  朴利明

【コラム】 女性週刊誌で天皇家はどう描かれているのか  千田有紀

[国内女性ニュース]

「女人禁制」は女性差別、「伝統」とは認めない  畑 三千代

宋神道さんの人生  梁澄子

国際女性デー「ウィメンズ・マーチ東京2018」を終えて  濱田すみれ

前財務次官のセクシュアル・ハラスメント事件は日本の「分水嶺」となるか  林美子

東京都教育委員会「学校での性教育」に介入ふたたび  山家直子

森友・加計問題――明らかになる安倍疑獄、国家犯罪  船橋邦子

優生手術被害者とともに歩むということ  横川ひかり

[海外女性ニュース]

韓国の米軍基地村「慰安婦」 国家責任を認めた初の判決と、その歴史的意味  李娜榮

韓国:#MeTooが世界を変える!― 「#MeToo運動と共にする市民行動」の発足  キム・ジヘ

済州4・3周年、「苦痛と記憶の共有」  李昤京

スーダン:レイプした夫の殺人罪で死刑判決 「ヌーラに正義を」キャンペーンはじまる  金潣娥、濱田すみれ

[連載]
フェミの本棚
アンコールからのんびり便り  中川香須美
フェミ×アート 人間の叫びとしての「慰安婦」問題に向きあう 二人芝居「キャラメル」きむ・きがんさんに聞く  岡本有佳
アジアをつなぐアクティビズム 戦時性暴力被害者支援のいま 記憶の力:性奴隷を正しく覚えること  曹曉彤
香港便り  小出雅生
まちや通信  佐藤智代子
ヤンフェミ的ガールズトーク 化粧って“自己表現”?

[AJWRC information]
CSW62参加報告
24条変えさせないキャンペーン/インターン紹介/センターの主な活動

 

【月刊ニュース】反天皇制運動Alert 24号(2018年6月 通巻406号)

今月のAlert ◉ 「元号」・「代替わり」 準備の本格化 さまざまな抵抗の回路を!(北野誉)
反天ジャーナル ◉ はじき豆、竹森真紀、先天性ヤジ馬
状況批評 ◉ 天皇制と道徳の教科化(北村小夜)
映画を観た!! ◉『東京オリンピック』『民族の祭典・美の祭典』(蝙蝠)
紹介 ◉ 『私たちの街の朝鮮学校のこと知っていますか?』 (桜井大子)
太田昌国のみたび夢は夜ひらく〈97〉 ◉米朝首脳会談を陰で支える文在寅韓国大統領(太田昌国)
マスコミじかけの天皇制〈23〉 ◉ 新元号・上皇・「二重化」されつつある権威の抗争?─〈壊憲天皇明仁〉その21 (天野恵一)
野次馬日誌
集会の真相 ◉ 生前退位、何が問題か 改憲〜天皇「元首化」を考える!(神奈川)/女性と天皇制研究会・学習会「眞子〝結婚〟延期と憲法24条─なぜスキャンダルになるのか」/許すな!朝鮮総連への銃撃! 跳ね返そう!ヘイトクライム/〈新たな「人間宣言」〉ってなんだ?─ソモソモ天皇って、人間なの、神なの/原発労働者は団結して要求する!5・26春闘集会
学習会報告 ◉ 君塚直隆『立憲君主制の現在─日本人は『象徴天皇』を維持できるか』(新潮選書、二〇一八年)
反天日誌
集会情報

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*2018年6月5日発行/B5判16ページ/一部250円
模索舎(東京・新宿)でも購入できます。
http://www.mosakusha.com/voice_of_the_staff/

【月刊ニュース】反天皇制運動Alert 23号(2018年5月 通巻405号)

今月のAlert ◉ Jアラートが停止した今こそ、私たちの主張と問題意識を突きだそう!(蝙蝠)
反天ジャーナル ◉ 大橋にゃおこ、映女、狸の皮
状況批評 ◉ 朝鮮学校差別から見える植民地主義(佐野通夫)
ネットワーク ◉ 「天皇代替わりに異議あり! 関西連絡会」を発足 (寺田道男)/ ◉ 風通しの良い社会の対極にあるのが天皇制(稲葉みどり)
太田昌国のみたび夢は夜ひらく〈96〉 ◉板門店宣言を読み、改めて思うこと(太田昌国)
マスコミじかけの天皇制〈22〉◉ 〈天皇(制)は「構造的沖縄差別」の象徴である:〈壊憲天皇明仁〉その20(天野恵一)
野次馬日誌
集会の真相◉ 天皇「代替わり」と安保・沖縄を考える4・28-29連続行動
学習会報告◉ 加納実紀代編『女性と天皇制』(思想の科学社、一九七九年)
反天日誌
集会情報

→前号の目次はこちら

 

*2018年5月8日発行/B5判16ページ/一部250円
模索舎(東京・新宿)でも購入できます。

http://www.mosakusha.com/voice_of_the_staff/

【書評】合本『反天皇制運動』(上・下)

えらいものがあらわれた。 第Ⅰ期・反天連が発行したニュース「反天皇制運動」(全83 号)の完全復刻合本、二分冊。内容もさることながら重量もかなり、重い。それを天野さんから「プレゼント!」といって渡された。プレゼントって? ぼくらには似合わない、あの、「忘れものを、届けにきました」って、あれ?

たしかに病気になる以前から出不精がちで「運動」不足ではあった。ちょうどよい機会かな。初心忘るべからず、というけど、初心そのものが何であったか忘れている記憶喪失の状態ではあるが、スロウ・ストレッチでこの「時代の贈り物」をのぞいてみよう。

正確にいえば、「第Ⅰ期・反天皇制運動連絡会」というのは存在しない。「第Ⅰ期」はあとから付けられた「追号」みたいなもので、当時はそのままの「反天連」。その反天連が毎月出したニュース、つまり今回の合本に収められているのは、一九八四年三月一日の創刊準備号(第0号)から一九九一年二月一日の第83 号までの八四冊、プラス、号外・特別号三冊の合計八七冊ぶん。八四年から九一年の七年間なんだけど、現在からだと二七〜三四年前のことになる。

一昨年に山岡強一さんの虐殺三〇年の集会に参加したぼくとしては、三〇年前のことといってもつい昨日の感覚なのだけど、やっぱり一般的にいって、三〇年前のことなんてずいぶん昔の話にちがいない。その大昔に何が問題となっていたか? 第0号の「反天皇制運動連絡会結成のよびかけ」という文章には、主旨の一番目として「主要に、Xデー及びXデー準備と対決する大衆的反天皇制運動の形成をめざす」と明記されている。

そう、Xデー。裕仁天皇の死ぬ日だ。裕仁は八九年一月七日に死亡するわけだが、もちろん誰も日付までは測定できず、ただ彼は一九〇一年生まれだから「そろそろ」の想定で、死ぬ日をXデー、その前をXデー状況、その後を葬儀(喪)と即位(祝)の入り混じる奇妙な期節と設定して、あれこれの予測を交えながら敵の出かたに具体的に対応していく、という毎日だった、と記憶している。だから、そういう意味で、この合本の一頁一頁はリアルタイムのドキュメントであり、それを綴った合本は、それ自体が運動の流れを体現し、いきいきとそれを伝える〝運動体〞そのものであるといってもよい、と思う。

ぼくも、その第Ⅰ期の事務局に出入りしていて、毎週火曜日の会議はともかく、そのあとの「二次会」にはわりとちゃんと出ていた(という記憶は鮮明にある)が、いっぽうで、ぼくは芝居をやっていて、その当時は「風の旅団」という集団を組んでいた。風の旅団は一九八二年に結成して八三年から九一年まで芝居を続けていたから、第一期の反天連の活動期間と丸ごと重なる。いま合本をめくってみると、八五年一月の第10 号に「風の旅団法大公演弾圧と〈この時代〉」という記事がある。ぼくがこのニュースに書いた最初の(署名)文章で、前年一一月の法政大学・市ケ谷キャンパスでのロックアウトによる公演弾圧の報告だ。そうそう、市ケ谷付近といえば、八五年は中曽根首相の靖国公式参拝があり、九月の第18 号には「8・15 戦士」の筆による「8・15 靖国神社公式参拝阻止境内抗議闘争顛末記」の実況中継ふう戦闘記が載っている。ちなみにぼくはこれをネタに、同年九月の法大=リベンジ公演では、テントの中に巨大な鳥居を立てて、8・15 戦闘の「再現」をささやかにやってみた。が、このシーンは意気込みのわりには「やや受け」で、闘争史にも演劇史にも何の役にもたたなかった、けど。

それはともかく、ぼくらはもう一方で山谷に支援に行っていて、その山谷では八三年一一月三日にヤクザが「大日本皇誠会」の名で登場、八四年一一月二二日に佐藤満夫さんが刺殺され、八六年一月一三日には山岡強一さんが射殺された。ニュースの最初の「号外」は八六年一月一六日付の「山岡強一氏追悼」の号である。

以上は、ぼくの関心領域でちょっと振り返ってみたものだけど、みんなはどうなんだろう? 死ぬだけ、襲名するだけで、万人に迷惑をかけまくる天皇制のことだから、合本の各ページに登場する一つひとつの記事は、みんながそれぞれ相互につながっていく「経験」になっているにちがいない。

と、(ついでに)大切なことを書きそえておけば、なんといっても「手書き」。ワープロではなく手で書いた誌面の数々だ。さっきこの合本はドキュメントであり運動体であるといったけど、読みながら感じる図抜けたライブ感は、書かれた内容もさることながら、書かれかた、つまり「手書き」にあるとぼくには思える。もちろんこれはメソッド嫌いで、つねに現在性に重きをおくテント芝居育ちのぼくだけの好みかもしれない。

とまれ、この文章が載るのは、合本よりも二七年あとの第Ⅹ期・反天連のニュース、通巻404号だ。「残り」はこの合本の約四倍はある。過去は、長い。それだけくみ取れる「時代の贈り物」は豊富だ、ということにしておこう。

残部僅少!上下セットで時価1万円
お申し込みは反天連まで
(mail: hanten@ten-no.net)

(池内文平)

【月刊ニュース】反天皇制運動Alert 22号(2018年4月 通巻404号)

今月のAlert ◉政教分離・民主主義・主権在民・平和主義!!  今こそ私たちの反天論議を!! (桜井大子)
反天ジャーナル◉なかもりけいこ、捨てられし猫、ななこ
状況批評◉明治維新で人々は幸せになったのか(千本秀樹)
書評◉合本『反天皇制運動』(池内文平)
太田昌国のみたび夢は夜ひらく〈95〉◉現首相の価値観が出来させた内政・外交の行詰り(太田昌国)
マスコミじかけの天皇制〈21〉◉〈3・11 〉国家儀礼と11 回目の天皇沖縄訪問:〈壊憲天皇明仁〉その19(天野恵一)
野次馬日誌
集会の真相◉3・11皇族出席の追悼式典一斉黙祷反対闘争/3・16天皇の沖縄への「慰霊の旅」と与那国島訪問について考える練馬集会/3・24天皇の沖縄・与那国訪問を問う反天実行委の集会/3・25講座 明治150年式典・キャンペーンと「生前退位」
学習会報告◉T・フジタニ『天皇のページェント』(NHKブックス、一九九四年)
反天日誌
集会情報

→前号の目次はこちら

*2018年4月10日発行/B5判16ページ/一部250円
模索舎(東京・新宿)でも購入できます。

http://www.mosakusha.com/voice_of_the_staff/