【集会報告】香港人靖国抗議弾圧・有罪判決弾劾!

 靖国神社外苑で「南京大虐殺」に抗議した香港人の郭紹傑(グオ・シウギ)さんと、その行動をビデオで記録していた嚴敏華(イン・マンワ)さんに対する「見せしめ弾圧」。二人に対する裁判の判決が、一〇月一〇日に東京地裁で言い渡された。

 判決内容は、郭さんが懲役八月、嚴さんが同六月(ともに執行猶予三年)、それぞれ未決勾留一五〇日算入というもの。求刑(郭さんに対して懲役一年、嚴さんに対して同一〇月)よりは短縮されたが、かれらの非暴力の行為、表現の自由に属する行為を犯罪と決めつける不当判決だ。郭さんは退廷する際、「日本軍国主義は謝罪と賠償をせよ」と拳を振り上げた。そして無罪を訴える二人は、即日控訴した。

 二人に対する救援活動を続けてきた「12・12靖国抗議見せしめ弾圧を許さない会」では、判決に先立ち、九月三〇日に「南京大虐殺・靖国に抗議した香港人弾圧を許すな!集会」をもった。会ではこれまで同様の集会を二回もってきたが、その内容は南京大虐殺と日本の戦争犯罪に焦点を当てたもの。今回は靖国神社がテーマだった。講師は安倍靖国訴訟原告の辻子実さんとノーハプサ!訴訟弁護団の浅野史生さんで、それぞれ「靖国神社はどういう神社か」「アジア民衆にとっての靖国(合祀)」について話した。

 さて、判決後の二人だが、在留資格が剥奪されている二人はその場で入管に引き渡されてしまった。結局二人が香港に送還されたのは一週間ほどたった一〇月一八日。空港で家族や、多くの運動仲間に迎えられた。控訴審も間もなく開始される予定だ。まだ闘いは終わっていない。引き続き注目していこう。

(北野誉)