【集会報告】東京戒厳令を打ち破れ!天皇即位式反対

 即位礼正殿の儀が行なわれた一〇月二二日は、朝から警察の厳戒と翼賛メディア総動員の態勢であり、これに憤りを感じた人たちが、続々と詰めかけ会場はいっぱいになった。今回の集会に向け、「おわてんねっと」は、天皇制に対するごく普通の疑問や怒りを参加者で共有していこうという方針で準備し、「肩書」など必要とせず自分の主張を貫いてきた人たちに集会への発言を依頼した。

 発言者は六人。ツイッターで私的なスタンスを維持しながら天皇制への怒りをつぶやき続けてきた女性は「日本こそ私から出ていけ」として「憤りと絶望と呪いをもってここに連なり、NOをしめしていきたい」と結んだ。基地と闘う運動を続けてきた女性は、かつての代替わりにおける自粛への憤りや学校教育の問題とともに、沖縄での慰安所の存在を知ったときの衝撃を語った。朝鮮半島の歴史、侵略の歴史と向き合う活動を続けてきた女性は、このような認識を避けさせようとする戦後社会の問題を自らのものとしてこの場に来たと語った。天皇制の女性差別システムの意味を問い続ける女性は、女性たちが社会でさまざまな強要を受け自分自身への違和感を強要されること、これに対抗するなかから自分たち自身の言葉で天皇に頼らない力を示そうと結んだ。また、死刑廃止の活動を続けてきた女性からは、天皇制と死刑の問題として、明治期からは大逆罪とともにあった死刑と弾圧の問題を話し、恩赦を破り捨てた金子文子や「天皇制がある限り民主主義国家はない」と語った免田栄さんについて話した。さらに、「表現の不自由展」への弾圧を批判して名古屋でスタンディングを続けた男性も、天皇制と表現の問題を提起していった。

 発言はいずれも重く、熱く、参加者の心を揺さぶった。短い時間しか確保できなかった集会だが、これらの発言を受け、私たちのこの日の行動への気持ちはより強く、決意も固められていった。この日のデモへの弾圧は酷かったが、逮捕者三名全員について不起訴釈放をかちとった。

(蝙蝠)