【集会報告】コロナ禍で千人を超える反原発行動実現!東京・大阪

 新型コロナ禍と台風一〇号が直撃という最悪の条件の下、それでも「老朽原発うごかすな!」大集会は、ついに大阪うつぼ公園で実現した。この集会は、「5・17一万人集会」として、着々と参加・賛同人(団体)を拡大し準備されていたが、コロナにより延期されていたものである。組合の「動員」はほとんどなく、基本的に「個人」の意思での参加である。それでも参加者は一六〇〇人(主催者発表)、元気に雨の中をデモ。私たち東京組は、デモと解散地でのカンパ集め。思いのほか多額のカンパが集まったこの日の活動に、ささやかに協力。

 〈集会実行委員会での「お願いだから、大勢で集まることはやめませんか?」という熱心に反原発運動に参加してきた、集団感染ギリギリを病院で体験している医療労働者の声。こうした声(職業人として、ある意味で当然の主張)にも、耳を傾けながらそれでも、感染対策をしながら、再稼働が進んでも抗議の声を発せない世の中にしてはいけないという思いで、なんとか主催者としてはガンバッテきた。〉

 翌日(九月七日)での「再稼働阻止全国ネットワーク」での、この集会を中心で準備してきた参加メンバーの発言が心に残った。

 九月一八日には日比谷野音で「さよなら原発首都圏集会」が、参加者は一人一人体温を計って会場に入る、デモは基本的にサイレント(声を出さず)のスタイルでもたれた。私たちはマイクでアピールが認められた最後のグループで、「東海第二原発、オンボロ老朽原発再稼働反対!」の大声を発し、大阪で借りてきた「老朽原発再稼働反対」の幟旗を押し立てて参加。

 この集会も一三〇〇人結集と発表された。大阪と東京でやっと千人をこえる行動が、感染対策に十分に気を配りながら実現。

(天野恵一)