【集会案内】オリンピックおことわり! 集会とデモ

一月二二日、「二〇二〇オリンピック災害」おことわり連絡会(東京オリンピックおことわリンク)の結成集会が千駄ヶ谷区民会館で開催された。この「おことわリンク」は、昨年八月の「お・こ・と・わ・り東京オリンピック」集会報告を本欄にも掲載したが、その集会で新たなネットワーク形成を呼びかけ、数ヶ月の準備を経て作られたものだ。

集会は、「二〇二〇年まで頑張るぞ」の気持も込め、少し趣向を凝らした”Read in Speak out”。これは、発言者のみなさまにあらかじめ読み上げる文章を用意していただき、当日はそれを読み上げ(Read in)、それにコメントをつけていただく(Speak out)というもの。一人八分の”Read in Speak out”、発言者一二人、ビデオ参加三人。発言者の数だけオリンピックに対する視点も提示され、とても興味深く、また面白く、次々と違う課題が提示されるにもかかわらず、すんなりと頭に入ってくるリズムの良さがあった。登壇される方の準備はとても面倒なことだったと思うが、とてもいい集会だった。

同会の鵜飼哲による主催者あいさつから始まり、発言者は以下、谷口源太郎(スポーツジャーナリスト)、北村小夜(元教員)、山本敦久(成城大学教員)、江沢正雄(オリンピックいらない人たちネットワーク)、友常勉(東京外国語大学教員)、なすび(被ばく労働を考えるネットワーク)、いちむらみさこ(Planetary No Olympics Networks)、井上森(立川自衛隊監視テント村)、池田五律(戦争に協力しない・させない練馬アクション)、根津公子(「日の丸・君が代」被処分元教員)、小川てつオ(反五輪の会)、映像発言として、ピョンチャン冬季五輪に反対する方、脇義重(元いらんばい!福岡オリンピックの会)、金満里(劇団態変)。最後に、「東京オリンピックおことわり宣言」を全体で確認した。

集会前には、おことわリンクにもメンバーが参加している反五輪の会主催のデモが企画され、デモ・集会と連続の行動となった。デモでは不当逮捕という弾圧も。非拘束者は三日で釈放されたものの、オリンピックが単なるスポーツイベントではないことが、逆に見えてくるような状況もつくり出された。詳細は、反五輪の会、おことわリンクの抗議声明を参考にされたし。
おことわリンクのブログには、当日の集会の模様が動画等々ですでにアップされている。集会の詳細もあわせ、ぜひそちらをご覧ください。

http://www.2020okotowa.link/

(大子)