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投稿者 スレッド
kitano
投稿日時: 2004-8-25 12:40
モデレータ
登録日: 2004-5-19
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投稿: 22
改憲へ向かうイデオロギー攻防と草の根ファシズム
 六月二七日、神保町のひまわり館で、ピープルズ・プラン研究所主催のラウンドテーブル「改憲へ向かうイデオロギー攻防と草の根ファシズム」が行われた。報告者は、江原由美子さん・天野恵一さん・武藤一羊さん、そして司会は金井淑子さんだった。
 江原さんは、まず、ここ数年のフェミニズムへのバックラッシュ状況を具体的に説明。その後、そうしたバックラッシュを理論的に分析するものとして、江原さん自身が最近書かれた「フェミニズムの危機?」という論文を紹介した。論文に沿って、伝統主義とリベラリズムの両方からフェミニズムが攻撃される傾向があること、そうであるがゆえに、フェミニズムが伝統主義かリベラリズムかの二者択一に陥るのは危険だと論じた。
 天野さんは、前半では、四月の「人質バッシング」を取り上げ、弱者を差別したいという世の中の鬱屈とした空気を指摘。それを受けて後半では、タイトルにある「ファシズム」という概念に違和感を感じつつもあえてそれを用いての現状分析を試みた。「グローバル・ファシズム」(武者小路公秀)や「ぷちナショナリズム」(香山リカ)、あるいは小林よしのりに見られる日本の戦後ナショナリズムのねじれ(「売国ナショナリズム」)の問題などについて触れつつ、現在進んでいる危険な事態について話をした。
 武藤さんは、戦後日本社会とグローバルな展開を交差させつつ、現在に至る社会構造の歴史的な分析を行った。日本社会の「戦後」を成り立たせていた諸条件が解体・再編期に入る中で、一九九〇年代半ばが重要な分水嶺だったと述べた。そして現在、右からの攻勢が強まっているのだが、それに対抗する勢力をどう形成するのかが課題だと提起した。
 その後の会場を交えた討論でも面白い論点がいくつか出された。全く新しい視界が開けたという程ではないかもしれないが、有益なヒントが多く提出された集まりだったと思う。参加は三五名、狭い部屋も満杯でなかなか盛況だった。    
(反天皇制運動連絡会=水島たかし)
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