11.23「お世継ぎ」いらない!2006
11月23日、「お世継ぎ」いらない!2006の集まりを開催しました。こと天皇制に関しては場所を選ばず好き勝手に話すには度胸がいるという窮屈な天皇制社会にあって、とにかく天皇制について沢山の言葉や表現を出したり感じたりしようという企画でした。11人による5分間スピーチ。劇団「野戦之月」による短い芝居。さっちゃんのうた。盛り沢山の内容に100名の参加者。主催者がつくり出したい空間に限りなく近づいた集まりとなり、成功!だったと思います。全体の雰囲気をお伝えすることはなかなか難しいのですが、全体が濃密で凝縮していて、あっという間の楽しく充実した時間を、沢山の人たちと作り上げたという印象が強く残っています。発言・出演者のみなさま、集会参加者のみなさま、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。とても充実した時間でした。参加されなかったみなさま、エールを送ってくださったみなさま、この実行委員会はこれで解散ですが、同じような試みはこれからも繰り返されると思います。その時はぜひご一緒しましょう。集会は以下のように進行しました。
17:40 開場
【1部】
18:00 開始 主催者挨拶
18:10 5分間スピーチ
青山薫/井上森/北村小夜/佐藤文明/東海林路得子/鈴木裕子
それぞれ5分 (あいうえお順・敬称略)
18:50 芝居 野戦之月 「野草なき地にて」
19:20 休憩
【2部】
19:30 うた さっちゃん
19:50 スピーチスタート
土橋博子/福富節男/本山央子/米津知子/渡邊澄子
それぞれ5分 (あいうえお順・敬称略)
19:20 会場発言
21:00 終了
スピーカーのみなさんは、短い時間に伝えるべきことをギュッと凝縮した形で準備されていて、参加者は濃いエッセンスを次から次にふりかけられていったという感じです。どのお話もそれぞれの立場からのもので、興味深く、会場からの発言を含めトータルに聞くことで、天皇制の問題の広さと深さを感じさせられるものとなりました。婚姻制度の問題、家族のなかの差別、社会の差別、家という問題、教育の問題、男と女、戦争と天皇制、お金の問題、そして天皇制はなくすべき制度であるというあたりまえの結論、出るわ出るわ、という感じ……。
野戦之月の芝居は、会場を突然にして異空間に変えてしまいました。あっという間に会場全体が彼らがつくり出す時間の流れに引き込まれ、私たちは、芝居が感じ取らせる天皇の生の傲慢さとその下に生かされる私たちの生のかけがえのなさと悲しさと力強さに、ときおり鼻をツーンとさせながら、そのまま役者ともども突っ走ったのでした。脚本は「金南柱、金時鐘、黒田善夫の詩など科白として構成」だそうです。
さっちゃんは、聴く者の心を解放させていくような、そんな力に満ちたうたと声を、惜しげもなく会場に響きわたらせてくれました。彼女のうたは、ともすると捨て鉢になりそうな気持ちをいつも持ち直させてくれる。きっとたくさんの人たちが、やはり鼻をツーンとさせながら聴き入ったことだと思います。
以上、雰囲気を少しお裾分けするという程度の、報告とはいいがいたい簡単な報告でした。おわり